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生徒の声

79号(2017年秋号)高Ⅲ生の感想文

また素晴らしいNewsletterを潜越ながら読ませて頂きました。来春、古希を迎えられるということで、おめでとうございます。

私は、冒頭から波多野先生のHOUSEへの熱い思いをひしと感じました。特に、保護者の方との教育理念に対する価値観の共有に重きを置かれている所がさすがだなと感じました。同時に、波多野版「松下村塾」を目指しているのだと察しました。今後のHOUSEのますますの発展をお祈り申し上げます。

さて、この度は、日本の子供たちがアメリカ、中国、韓国の子供たちよりも、自分はダメな人間だと思っている割合が高いという記事について言及したいと思います。率直な意見として、私自身、自分はダメな人間だと思っているので、日本のその割合が比較的高いのは、極めて自然なことなのではないかと思います。と言いますのも、昔ながらある日本人の性質として、謙虚さが挙げられます。つまり、自分はダメな人間だと思うかとの問いに、全く思わないを選ぶと、自分は良い人間だと思っていることになり、それは自意識過剰でおこがましいと考える傾向が日本の子供たちもあるのではないかということです。また、自分は良い人間だと思うことは、裏を返せば慢心をしていることになります。慢心をすれば、それ以上の能力等の向上は期待できす、最悪の場合、より悪くなりがちです。慢心の観点からみると、自分はダメな人間であると思う割合が高いことに、個人的には凄く納得しています。実際、本当に深刻な場合もあると思うので、結論づけるわけにはいかないのですが、このような見方も存在することを頭に入れておくことは重要だと感じます。
話が飛躍しますが、近頃話題のメディアによる一面的な報道を鵜呑みにしないためにも、ポジティブ、ネガティブの両面から物事を考えることは必須だと思っています。

私の考える今現在、世の中に必要な力は、そのような両面性を理解し、絶妙なバランスを取ることです。世の中が複雑であるが故に絶妙さが求められているように思います。私は、自分はダメな人間だと考え、寄り良くなろうと努力し続けることで、その絶妙さを追い求めて行きたいと考えています。