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生徒の声

Newsletter69号高校Ⅱ年生の感想文

◆高校発展クラス・高校Ⅱ年生

あまり思想的なことを書く所でもない気がするのですが、先の東日本大震災の日本を語る上では、避けられないことのように感じます。

英語塾だからこそできる様々な他国との国際交流の中で、石平さんとの対談コーナーは印象的でした。
外国人が日本に対して認識している良さを、自国民がそれほど認識していないというのを感じました。国境が海に存在していて、多国間交流があまりないために、自国を客観視できないという要因があるとは思うのですが、それにしても、日本人に石平さん以上に日本文化の神髄を語れる人は、なかなかいないのではないかと思います。

日本の「戦後」は終わり、「災後」が始まります。その過程において、日本が力を取り戻すには、もっと「戦後」を客観的に分析する必要があるように思います。あれだけの荒廃した国土が、どのようにして復興して、全盛期を迎え、大震災近辺の時期で衰退を迎えたのかということを全国民が理解して、そこから、今度はどういう形で日本を創りなおしていくのか、というビジョンが、まだこの国には出来ていないと感じます。それなしに、新しい日本の誕生はあり得ないし、過去に存在した日本を取り戻すのも無理です。

激動の時代に私達の世代はたぶん大人になっていくのだと思いますが、英語、というより国際社会で通じる言語が、必須になる時代になると思います。だが、そこで日本人として生き抜くためには、日本人でなければならないと思います。そのためには右翼的、といわれるのかもしれないけれども、もっと公共の場で、日本の良さや伝統や思想についての学習を深めていくべきだし、その過程では、必然的に皇室・神道についてもちゃんと考えなければならないと思います。

外国人のステレオタイプである日本人から脱却して現代の日本人像を世界にうちたてるためにも、まずは日本の伝統を知り、それを日本人以外の人に伝える術を知ることが、大切なのではないかと思います。